こんにちは!ほたるです。
みなさん、
今年のGWはどんなふうに過ごしましたか?
私はというと……
バイト尽くしで終わる予定が──
なんと!店長の優しさで、
ぽっかり半日だけ、おやすみをもらえたんです。
せっかくできたこの時間、
ちょっと“旅気分”を味わいに行ってきました♪
今日はそんな、
ほたるのプチお出かけレポート。
お休みを満喫できた方も、
どっと疲れちゃった方も。
少しだけ心がゆるむ時間を、
一緒に過ごしてもらえたら嬉しいです♡
思いがけない、お休みに
「今日は午後から休んでいいよ」
バイト先に着いてすぐ、
開店準備をしていた私に、店長がぽつり。
「人が少なくて、いつもごめんね」
うちのバイト先は主婦と学生さんが多くて、
フリーターの私は、どうしてもシフトの隙間を埋めがち。
(…そんなに気にしてなかったけどなぁ)
店長は、GWやお盆みたいな日に、
私がずっと出っぱなしなのを気にしてくれてたらしく。
奥さんを呼んでまで、
午後のお休みを作ってくれた。
こういうのって、心があたたかくなるよね?
ほんとは体が強くないぶん、
出られる日は頑張りたいって思ってるんだけど──
今日はありがたく、甘えることに。
その後、接客中に
「お出かけするならどこがいいですかね〜?」って
常連さんにぽろっと相談してみたら、
「江戸東京たてもの園に行っておいでよ。
きっと、ほたるちゃん好きだと思うよ。」
──そのひと言がきっかけで、
バイト着のまま、小さな旅が始まりました!✨
まずは、腹ごしらえ
たてもの園に向かう途中、
ちょうどいいところにお蕎麦屋さんを発見!

(あ〜、お腹すいた……)
ぽかぽか陽気の中で、
冷たいお蕎麦ってなんだか最高に合うよね。
ざるそばをひとつ、つるつるっと完食♪
──と思ったら、すぐそこに現れたのが、
なんともいえない“困り顔”のお団子(笑)

「えっ、なにこの顔…かわいすぎる…」
さっき食べたばっかりなのに、
気づいたら1本手に取っちゃって(笑)
もちもちで、甘めの醤油味。
団子ってほんと、正義だよね。


誰かと来てたら、きっと別の味を頼んで
「ひと口ちょうだい〜」なんて笑い合ったんだろうなぁ。
…なんて妄想しながら、ペロリと完食。
さぁ、いよいよ中へ入っていきます!
残された家と、残らなかった暮らし



建物をひとつずつ、ゆっくり見て回る。
昭和、大正、明治、そして江戸──
時代をさかのぼる順に、建物を見てまわる。
じわじわとワクワクが増していくのがわかる。
「…すてきっ…!!!」って、何度言っただろう(笑)
囲炉裏の跡、太い柱、土間の冷んやり感。
昔の暮らしって、なんでこんなに惹かれるんだろう。
(……変わってる?いやいや、いいの!笑)


特に江戸の建物は、木のきしむ音や土の匂いが
なんだか懐かしくて、思わず深呼吸。
ん~~~この空気感、やっぱりたまらない!
──でも、ふと思った。
「…どの家も、広くない?」
畳の部屋がいくつもあって、
梁の高い天井、差し込む光の角度まで美しくみえる。
どの家も、どこか“余裕”を感じるつくり。
(庶民の家って、もっとぎゅうぎゅうじゃなかったっけ?)

壁が薄くて四畳半の長屋で、
一部屋に何人も雑魚寝していたような日常。
そんな暮らしも、たしかにあったはず。
でも、ここにあるのは“選ばれた家”。
当時の「普通の生活」は、きっと残せなかったんだ。
誰かが火を起こし、ごはんを炊き、
誰かが泣いて、笑って、眠っていた──
そんな気配を探しながら、
私は囲炉裏の上に広がる黒い天井を見上げてた。
歴史って、
“残ってるもの”だけじゃなくて
“残らなかったもの”を想像することでも近づけるのかも。
気づけば、いつものクセでじっと考え込んでいた。
木漏れ日の洋館で、カフェラテとパンケーキと

ひととおり館内をめぐって、そろそろ一休みしたい頃。
ふと甘い香りに誘われて歩いていくと、
洋風の素敵な建物が目の前に。
バターと砂糖の混じった、
幸せの香りに鼻をくすぐられる……♡
その建物は「デ・ラランデ邸」といって、明治43年頃のもの。



室内には、ピアノとマリア像みたいな装飾のある暖炉。
高い天井に、レースのカーテンが揺れていて──
ちょっと映画の中に迷い込んだみたいだった。
せっかくなので、併設されたカフェでひと息。
足をぶらぶら、静かなひととき
カフェラテとパンケーキを注文して、
レトロな椅子に腰かけて足をブラブラ。
「こういう場所って、雰囲気重視かな?」と思ってたけど。
ラテは酸味・苦味・ミルクのバランスがよくて、思わずにっこり。
パンケーキもふわふわで、
ソフトクリームやメープルシロップと一緒に楽しんだよ。

(江戸時代のカフェとかあったら、絶対通うのにな〜)
ひとりで、静かな時間を過ごしながら、
頭の中では小さな妄想がふくらんでいく。
店長に感謝しなきゃな〜なんて思いつつ、
「おひとりさまのご褒美時間」をしっかり味わいました♪
おわりに:今日という日を、静かにお持ち帰り
閉園時間が近づき、おみやげコーナーをふらり。
「江戸料理読本」なる本を見つけて、即レジへ(笑)
ページをめくると、昔のレシピがずらり。
これはまた、じっくり読まねば……!


それから、うちわを2本。
ひとつは自分用、もうひとつはお母さんの分。
本当は一緒に来たかったけど、
今日は体調があまりよくなかったから。
模様を見て「これ、好きそう」と思えるものを、そっと。
帰りの電車では、買った本をめくりながら、
さっきまでの風景を、またひとつずつ思い出していた。
「この味、どんな香りだったんだろう」
「囲炉裏の前で食べてたのかな」
……そんな想像をしていたら、ふと気づく。
「やばっ、店長にお土産買い忘れた!」
でも、ありがたいことに帰り道で
伊勢名物「お福餅」を発見(場所は東京だけど!笑)
“お福”って名前が、なんか今日の気分にぴったりだったので、
感謝の気持ちを込めて、それをチョイス♪
こうして、ほたるのプチ旅行はおしまい。
今日という日を、そっと心に詰めて──
明日からまた、私の日常がはじまる。
だけど、ふと思ったんだ。
こんなふうに「静かに心がほどける時間」って、
意外と、今の私にとって必要だったのかもしれないなって。
あなたにも、心ほどけるおすそ分け
あの日の景色を、少しだけ。
言葉では伝えきれない温度や空気が、
写真の中に閉じこめられていたらいいな。
静かで、あたたかくて、どこか懐かしい。
そんなひとときが、あなたの心にも届きますように。🌿


















まだまだ見せたい景色はあるけれど、
今日の旅は、ここでそっとおしまい。
最後まで読んでくれて、ほんとうにありがとう。
今日もほたるは、カフェにいる。
次はどんな景色に出会えるかな。
コメント
コメント一覧 (2件)
いい時間を過ごしましたね♡
羨ましい!何かほっこり落ち着く空間かな?
店長さんの計らいで思いもよらないお休みを半日過ごしたプチ旅行って感で読み進めてみると充実した内容で、これ本当に半日で見て回ったのかっていう驚きを持って、最後まで一気に読んでしまいました😊
また、旅の始まりがお蕎麦屋さんでもざるそばと可愛いお団子を食べたところから始まり、旅の最後はカフェラテとパンケーキを食べながら巡った建物などを思い出して、締めはお母さんにお土産を買って素敵と思ったら、お世話になった店長さんへのお土産を買うのを忘れてっていうところで笑笑。でも福をもたらすものを選んだのはナイスなチョイスですね😉
次回はぜひお母さんの調子がいい時に三姉妹で訪れるプチ旅行(温泉♨️)っていうのも楽しみですね💕
ほたるちゃんはいつもカフェにいてくださいね🫶
最後に歴史って、“残ってるもの”と“残らなかったもの”に“残せなかったもの”と“残していけないもの”をプラスすると深掘り出来てより鮮明に感じるのかもって思いました😊(個人的な感想です)