まだ弱いけど、もう一歩進んでみたい。

カフェで働いているわたしだけど、
週に何度か、空手の稽古にも通っている。

正直いって、運動は得意じゃない。
むしろ、どんくさくて動きはぎこちない方。

物覚えも悪いから型を覚えるのも遅い。

それでも、わたしはこの身体で
「何かを超えてみたい」と思って、
今もこうして、帯を締めている。

もし、あなたにも、

やってみたいのに、うまくできない。
自分でもよくわからないまま、モヤモヤしてしまう。

そんな経験をしたことがあれば──
少しだけ、伝わるかもしれないな。

目次

怖くて動けない。それでも、やめたくなかった

わたしは組手がすき。
それと同じくらい組手がきらい。

「よし!次は組手!拳サポつけてこい!」

その言葉が聞こえた瞬間、
胸の奥がキュッと縮こまる。

組手の時間、技を出すのがどうしても怖くなる。

恥ずかしい。
失敗したくない。
変な動きになったらどうしよう――

そんな気持ちが一気に押し寄せて、
出そうとした技が、
自分のなかにスッと飲み込まれてしまう。

それでも出してみた時、
思った通りにいかなかったら、
なんとなく言い訳をしてしまう。

「あれ?なんか床がすべって技出なかった〜」
って、笑いながら逃げる。

練習なのに、練習できない。

完璧じゃない自分を見られるのが怖くて、
「できないです」って先に言ってしまう。

自分を否定することで、
傷つかないようにしていたんだと思う。

でも、悔しかった。
本当は、挑みたかったのに。

出来ない自分を認めるのが、キライだ。

「組手はもう、諦めようかな」
正直、そう思ったこともある。

でも、やめたくなかった。

できなかったはずなのに、
恥ずかしい思いをしたはずなのに――

出来ない自分もキライだけど、
逃げ出したあとの後味を考えると、
それはそれでまた、苦しかった。

迷って、立ち止まって、
それでも「やめたくない」って気持ちが、
心のどこかでくすぶっていた。

(…もうやめたいなって思ったこと、
でもどこかで「続けたい」って思っちゃったこと。
あなたにも、あるのかな。)

少しずつでも、自分を許せたら

正直、上手な人を見ると羨ましい。

あんなふうに蹴れるようになりたいなって、
つい、自分に重ねて想像してしまうことがある。

でも、現実のわたしは――

動きがぎこちなくて、鈍臭くて。
「まだそんなレベル?」って思われてる気がすると、
自分にがっかりして、許せなくなってしまう。

理想と現実のギャップに具合が悪い。

本当は、言い訳しながら組手に向かってる自分を、
想像するだけで、心の中がモヤモヤしてくる。

自分でもちょっと情けなく感じてしまうから。

でも、やめてしまったら、
その恥ずかしい自分に向き合う機会さえなくなる気がした。

続けているのは、
少しずつでも、自分に寛大になりたいからかもしれない。

全部ができなくてもいい。
理想とちがっていてもいい。

それでも、「まあ、これが今のわたしだね」って
いつか受け入れながら本気で練習に取り組めたら。

私は組手が嫌い。
でも、打ち込んでいる時の、
あの高ぶる感じはすき。

うまくやろうとか、
見られてるかもとか、
いろんなことが気になる中で。

組手の試合、その瞬間だけは、
自分の気持ちにだけ集中できる気がする。

あなたにも、ありますか?

「どうせ無理」って思いながらも、
それでもちょっとだけ、やってみたくなった瞬間。

わたしにとっては、
「このまま終わりたくない」って思えたことが、
もう一度だけ踏ん張ってみたいきっかけになった。

練習だって、逃げたくなる。
でも、どうしても諦めきれなくて、
ダサいままでも、なんとか食らいつこうとしてる。

「もう一歩進みたい」と思えたなら、それは“はじまり”

これからも、うまくいかなくて落ち込んだり、
「なんで自分だけ…」って
責めたくなる日があるかもしれない。

結局のところ、逃げても逃げ出さなくても…
モヤッとした感情はどちらも変わらない。

できないことばかり目につくけど。

それでも、「これだけは頑張ってるかも」
って思えるところを、少しずつ信じていけたら――

そうやって、
“変わりたいけど動けない”この気持ちごと、
ちゃんと前に進んでいけたらいいなって。

もし今、
自分を責めすぎて、疲れてしまってる人がいるなら。
なんとなく、前に進めずに止まっている人がいるなら。

そのままでいい。
逃げたっていいし、言い訳したっていい。

ただ、どこかで少しでも、
「もう一歩進んでみたい」ってきづいたなら――
それはきっと、もう立派な“はじまり”。

ねぇ、自分のこと…少し責めすぎてない?

人は一人ひとり、歩幅が違うから。
ゆっくり、進んでいけたら、
それだけで十分すばらしい。

わたしも今日もどうせまた、
言い訳してるかもしれない。

それでも、組手と向き合ってる自分を、
まずはそのまま、続けてみよう。

それが、今のわたし。
でも、ちょっぴりポジティブに
なることも忘れずに。

できることを、
少しずつでも増やしていけたらいいよね。

SNSでも、気ままに更新しています

ここまで読んでくれて、
ありがとうございました☕

わたしにとって「言葉を届けること」は、
ちょっとだけ自分と向き合う時間でもあります。

こんなふうに誰かに読んでもらえるって、
少し恥ずかしいけれど、でも本当に嬉しいです。

これからも、

カフェの片隅で感じたことや、
日々のなかでふと心にとまったことを、
ゆっくり綴っていけたらと思っています。

よかったら、SNSでもふらっと覗いてみてね☕
フォローもお待ちしています𓂃𓈒𓏸

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それでは、また。

今日も、ほたるはカフェにいます。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • …もう2つ目アップされとるし!!💦💦

    今日書いてる自分について。俺は賛成です。とても賛成です。
    理想的な自分と実際の自分、必ず合致はしないと思うし、俺はそう思ってる。自分自身の理想はあっても、俺はそこまでの人ではないのも、いい加減ぼちぼちわかってきてるつもりだし。
    だけど、全否定はしない🏋️今の自分が好きだし、こんな自分の周りに素敵な仲間達がおるし!その中にほたるんもいて、俺にとってはもう仲間のひとり🤭その人達のため、自分をいろんな意味で認め、認めてもらって、今の俺がいる😤
    …何書いてんだかわかんなくなったけど、とにかく、自分を自分が1番認めてあげてから、全てが始まる!て思うのだ😆

  • 『そのままでいい。
    逃げたっていいし、言い訳したっていい。

    ただ、どこかで少しでも、
    「もう一歩進んでみたい」ってきづいたなら――
    それはきっと、もう立派な“はじまり”。』
    とくにこのフレーズいいですねぇ♡

  • こんにちは😃
    人ってそれぞれ個性があるように、得意や不得意、起用や不器用などいろいろあると思うけど、出来ないことより出来た自分を褒めてあげるっていう方が、自信につながって次もやってみようって思うほうが楽というか落ち込みが少ないのかもしれないって、最近考えるようにしています😊
    なりたい自分になれるのが嬉しいけど、なれる自分も受け入れられるようになるといいのかなぁって、思っています🥹
    何言いたいのか伝わりにくいかも知れないですが、読んで貰えただけで嬉しいです😊

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